全国集会in焼津(静岡県)1日目

11月19日・20日の2日間、「子どもの組織を育てる全国集会in焼津」に参加してきました。
2日目終了段階での参加者が200人ということで、近年でも大きい規模な全国集会となりました。
ぐんま少年少女センターからも学生1人を含む7人が参加し、学習や交流を行いました。

1日目の簡単な流れは以下の通りです。

・始まり(全体会)
・基調報告
・企画 「激突! 親の言い分対青年の言い分」
・講座
A「今こそ伝えたい平和の思い」
B「どの子も大切にする“学校と地域”~子どもにかける思い」
C「少年少女センターの歴史と子ども組織」
D「うばわないで! 子ども時代~第五福竜丸のまちで語り合い・考える」
・夕食会&交流会

以下、ざっくりと書いていきますが、その前に、「全国集会」「少年団」「指導員」など、普段聞きなれないであろう言葉や、ブログに頻出する言葉などを用語解説のページで解説していますので、よろしければこちらもご確認ください。


【始まり(全体会)】
現地実行委員会委員長挨拶、全国ネットワーク代表挨拶のあと静岡センターの歩みを、映像・音楽・寸劇などを交えながら振り返っていきました。
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【基調報告】
基調・・・基となる調(しらべ)、「根底を流れるもの」「全体を通してのテーマ」といった意味合いでしょうか。
全国ネットワーク事務局長の神代さんから「子どもの権利を真ん中に 子どもの権利の花を咲かせましょう」と題した基調報告をもとに、少年少女センター全国ネットワークの歴史とこれまでの取り組みについてや、私たちが行っている活動が持つ意味合い、当たり前にやっていることがいかに社会において重要な意味を持つか、について話されました。
・子どもの権利条約について
・子どもの「居場所」について
・遊びと学びと働くこと(役割を持つこと)について
などを噛み砕いて説明・報告するのを、みな真剣に聞いていました。

【企画】
ここでは、『「少年団に参加する子ども」の親』と、「少年団の指導員」を一つの対立軸に置く中で、それぞれが普段言えない思いについて、数人のグループに分かれて話し合いました。
ただ、この集会にはその軸には収まらない「友人に誘われて子どもへの取り組みや親の本音などを聞ける集まりだと聞いて来た」という方もいらっしゃったので、「少年団」や「指導員」といった、私たちが当たり前に使いながら、世間ではなじみの薄い言葉や世間での使われ方とは意味合いが異なる言葉を解説しながら、どちらの極にも属さないフラットな目線で見た意見を聞きました。
その中には、はっとさせられる意見もたくさんありました。
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【講座】
ブログ担当が参加したのは、D「うばわないで! 子ども時代~第五福竜丸のまちで語り合い・考える」でした。
講師は、焼津市出身で子ども白書編集委員会事務局長・小田原短期大学講師の斎藤史夫さんと、獨協大学4年生で朗読グループ“種まきうさぎ”の長島楓さん。
斉藤さんは、どちらかというと進行や補足をメインにされて、主な内容は長島さんがお話ししてくれました。
長島さん自身が福島県出身ということもあり、震災の状況や、その後のボランティア活動の中で、子どもたちが心に抱えてしまったものなどにたくさん触れています。
一方で、それらの情報が他の地域ではほとんど知られていないことから、そういった情報を発信していくべきだということで、様々な取り組みをされています。
今回も、子どもたちについてのとてもリアルなお話をしていただきました。
・どこかで遊ぶのも、何かを食べるのも、「線量」「被ばく」を気にしなくてはならない生活というのは、容易に想像することもできないくらい、現実離れしたことのように感じますが、それが福島では「当然」のことであり、それによる制限や制約がまだ多いこと
・「自然と触れ合う」というごく当たり前の行動が、当たり前にはしがたいという状況があることや、近所の方からおすそ分けでいただいた野菜や果物を簡単に口にはできず、受け取っても断っても関係がうまくいかないことにストレスを感じてしまうことなど、「地震の被災者」である以上の、困難を抱えているということ
・子どもの被ばくに過敏に反応する親、無関心すぎる親、同じ「被災地に住む子どもの親」でも、考え方の相違や軋轢が生まれてしまうこと
・「お受験」でも、「学校での仲の良さ」でもなく、「放射線に対する意識の違い」から、子ども同士を関わらせにくくなってしまう親の心境
・津波や原発の影響で校舎を失い、他の学校を間借りして授業を受ける学生の状況
・みんながいろいろな学校にバラバラに振り分けられるため、部活動もままならず、また仲の良かった友達とも疎遠になってしまう上に、行った先の学校でもその学校の子たちと関われない環境にあること(学校における生活空間が分断されていて、元いた生徒側からしても新しく来た子たちとどう関わっていいかわからない)
・心無い言葉をかけられたりすることが、依然として存在すること、「福島県出身です」と言いにくい空気があること(「え?震災大丈夫だった?」とほぼ聞かれるが、実際は大丈夫じゃないけどその話をするとひかれたりするので、「大丈夫」と答えるしかない→ストレス)
・総じて、一概に「これが問題です」とは言い切れない、あらゆる問題や困難が複雑に絡み合っていて、解決の糸口を見えなくしてしまっていること
・被災者自身が、様々な「タブー」を心の中に持っていることで、自分からも情報を発信しにくくなっているし、それが問題を見えにくくしているところもある(被災者が悪いということではなく、そうしてしまう・せざるを得ない空気がある)ということ
・そして、そんな中でも、みんな懸命にやっているということ

そういったお話を、ストレートに、しっかりとした言葉でしていただきました。

大学4年生にしてここまでの「伝える力」があるということに、うらやましさを感じる一方で、一体彼女はどれだけの経験をしてきているのだろうという思いもありました。
おそらく、通常の同世代の人たちが歩むよりもよほど濃い人生を幼少のころから歩まなければ到底得られないような、感受性と表現力を持った方でした。
そして、見ていてうらやましくなるくらい、福島という土地が好きなんだなぁという感じがしました。
地元を好きでいられる、地元に誇りを持てるというのはそれだけで、活動していく上でのとても大きな原動力になるものだと思います。
ブログ担当も、グンマ愛を表現してはばからない人間ですが、さらに見倣っていきたくなりました。
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【夕食・交流会】
乾杯の音頭をブログ担当(私)がとらせていただきました。
今回、会場使用の都合で、若い子たちだけで夕食交流会(大人は別室)となったのですが・・・・
いやはやすごい・・・
みんな楽しそうで・・・
ブログ担当など、何の印象にも残らなかったのではないでしょうか?
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唯一、ぐんま少年少女センターの紹介だけは、わずかな「ネタ」をみなさんに提供できたので良かったです。

「HP?」「いやいや、officialのほうです!」(内輪ネタ)

その後も夜遅くまで交流は続き・・・
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全国集会は2日目に続きます。

不明な言葉などを用語解説のページで解説していますので、御覧ください。

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by blog-gssc | 2016-11-19 23:59 | 全国ネットワーク
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子どもと遊び、子どもと育つ、ぐんま少年少女センターの活動を紹介します。ぐんま少年少女センターは、子どもたちの自主的な活動を支えることを目的とし、 夏のキャンプやあおぞら学校などの行事を企画・運営している団体です。「あそび」「歌」「仕事」を通じ、子どもたちに「自分で考え話し合う事、協力し合いみんなで楽しむこと」の大切さを伝えていきたいと考えています。群馬少年少女センターと記載することもあります。


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