こんばんは、ブログ担当です。
今日は、火のおこしかたについて紹介します。
火のおこしかたをグーグル検索すると、Naverまとめにぐんま少年少女センターの見覚えのある火おこし画像が出てきます。かつてホームページで火のおこし方を紹介していたときの画像です。
しかしまとめはまとめ、それならばときちんとブログで紹介することにしました。
手順や画像はぐんま少年少女センターのホームページにあったものをほぼそのまま使っています。
今回それに少しだけ加筆します。
ざっくりとした手順は以下の通り。
1.乾いた新聞紙を丸めた上に、薪(まき)を組む(下図)。
2.新聞紙に火を点けて、隙間から静かにあおぐ。
※新聞紙と薪の間に小枝や葉っぱを置くと火がつきやすい。
3.火が消えないように、薪を足す。
※上に載せる薪の量や太さで火力を調整する。
太い薪=火が付きにくいがつくと長く燃えるし強く燃える
・自分流にアレンジして、火をつけやすい組み方を見つけよう。
【ここから先は大人用】
「火」について考えると、火おこしがとっても楽になります。
さて、火が燃えるには何が必要でしょうか?
マッチ、そうですね。火をつけるものがないとまず始まりません。
燃えるもの、そうですね。太い木よりも細い木、細い木よりも紙の方が付きやすいですね。そして、湿った木よりも乾いた木の方が付きやすいです。
さてあともう一つ、そう、空気(酸素)です。「うちわであおぐと火が強くなる」というのはこのおかげですね。
ここまではまぁいいとしましょう。
さて次に、一般常識的な話として、「ろうそくの火が燃えているときに、火の下の方と上の方、熱いのはどっち?」という問いかけをすると、ほぼみなさん「上の方が熱い」と答えます。
そうなんです。火は、先端の方が温度が高く、根本の方が温度が低いのです。
なのですが、火おこしになると、そのことをすっかり忘れてしまう人もまた、たくさんいます。
火は上の方が熱いのだから、火を大きくしたい、薪に火をつけていきたいなら、なるべく火の上の方に当たるように薪をくべていけば、うまくいきます。
燃える火の先端(先の方)に薪が当たるようにくべていけば、火は効率よく燃えてくれます。
こうして、燃えやすいもの(木)を火にとって良いポジションに置き続ければ、基本的にはうちわであおがなくても火を維持できます。
ただ、うちわであおいであげると、火の向きを変えたり、燃えてほしいところを燃やしたりすることができます。
また、目に見える火は弱くなってしまい、赤い炭(温度の高い炭)が残っているけど、新しい薪にさらに火をつけたい時などには、うちわが活躍します。
さっき言いましたが、火が燃えるのには酸素が必要です。
うちわは、「酸素を火の方に送る道具」です。
子どもには、「うちわで大事なのは、速さじゃなくてコントロール」と話していますが、むやみやたらにブンブンあおいで疲れている子には、音を聞かせています。
軽くあおいだだけでも、「いいところ」に風が当たると、「ごうっ」という「なんかよく燃えそうな音」がします。当たらないと、うちわのパタパタした音しか聞こえません。
子どもには、まずこちらが実践して音を聞かせてみて、音がする場所、しない場所のヒントを出し、どこをどうあおいだら「ごうっ」って音がするのかをいろいろ試してもらいます。
抽象的ですが、「赤い炭」にむかって「風の塊を軽く当てるイメージ」であおぐと、結構いい音が鳴ります。
まぁ特にそんなことは教えないのですが。
子どもは子どもで、いい音がする場所とあおぎ方を自然に覚えていって、勝手に身に着けていってくれるので。
なお、慣れない人が最も苦労するのが、着火剤(紙)から薪に火を移す時に、移すまでに火が弱くなっちゃったり消えたりというところだと思います。
多少大きくなった火はちょっとやそっとじゃ消えないので、まず種火からその「多少大きな火」を作るのが大事なのですが・・・これが地味に難しい。
そんな時におすすめなのが、「割りばし」です。
もったいないので使用済みのものを使うことをお勧めしますが・・・
割りばしを種火と薪を中継する「極細の薪」として使うと、あっという間にそこそこいい感じの火が出来上がります。
それに、薪の中でも細めなやつをくべていき、火がついてきたら太いのをくべていくと・・・
失敗なく簡単に、火を起こすことができます。
ちなみに、割りばしを「へたくそに」半分に折ったもの(下写真参考)を使うと、紙や着火剤がなくても、火を起こせます。
みなさんもぜひ、おためしあれ。
ぐんま少年少女センターについてや、その他このブログに出てくる不明な用語を、
用語解説のページで解説していますので、御覧ください。
ではでは
2016年8月11日~14日開催の、第52回ぐんま少年少女キャンプのチラシ掲載情報はこちらです。