こんばんは、ブログ担当です。
1月10日(日曜日)に、桐生市の桜木公民館で「2016年ニューイヤーパーティー(と、いう名のもちつき)」を行いました。
参加したのは、お母さん方13人を含む大人20人、高校生4人、子ども23人の計47人!
お天気にも恵まれ、暖かい日の下で、天下、だるまさんが転んだ、石木おに、ミイラ、出てけ、震源地、Who am I?など、たくさんの遊びを行いました♪
あそび、もちをつき、あそび、もちをつき、あそび、もちを食い、あそび、あそび、あそび・・・(笑)
下は3歳から、上は大人まで、幅広い世代が同じ空間で遊んでごはん食べてを行っていましたが、全体的に緩やかな空気感の中、非常に穏やかな時間でした。
杵臼の準備からもち米を蒸したりつける状態まで持っていく作業、超おいしい豚汁の準備、片付けなどは、大人指導員と父母の皆さんで協力して行い、片付けが終わった後は、「ママカフェ」でお母さんたちのまったりトークタイムもありました。
最後に、以下はイベント後に参加者の高校生と行ったやり取りです。
左(白)が高校生、右(緑)が私です。
こういったイベントでは、初めて参加する子が場になじめずに一人ぽつんとなってしまったり、自由すぎる感じになってしまったりといったことがよくある(それをこの高校生は「浮いちゃう子」と表現している)のですが、それが「いなかった」ということです。
実際この高校生は、「仲のいい子が部活があって遅れてくる」中学生のそばにすっと寄って行ったり、遊びの中で自然に、初参加の子どもや場慣れしない子どもを捕まえては一緒に遊んだりをしていました。
この子が気づいていないだけで、この子がそうやって「ぽつんとなる芽」をきちんと抜いていったから、最終的に目に見える形で「浮いちゃう子」がいなくなっただけなのですが・・・
この子にとってそれは「みんな意識している当たり前のこと」なので、自分がどうこうしたから得た結果ではなく、自然にそうなったものだという認識を持っているんですね。
一点だけ断っておきますが、「一人でいること」「自由すぎる感じになること」それ自体が悪いわけではありません。むしろ、初めて(一人で)参加した子がどちらかまたは両方の状態になっても、それはそれで普通のことです。
ただ、それは子どもにとって普通のことなだけであって、大人側が「一人でいる寂しさをそのままにされるこどもがいること」や「自由すぎる状態に目を配らず、事故のリスクに子どもを遭わせること」は、なくしたいねという話です。
一人で居たい子もいます。
周りみんなが知らない人すぎて、怖がる子もいます。
そんな中でも、話しかけてみる、笑いかけてみる、手をつないでみるといった「きみのことをちゃんと見ているよ」という無言のメッセージを送っていくことが大事なので。
集団に入りたくない子もいます。
そんな子がうろちょろしているときに、目だけは離さない、意識は切らさないことで、「あ、駐車場の方行きそうだな。危ないしついて行っておこう」という行動がとれます。
さて、話は戻って高校生です。
ポケットの中にはスマホがあり、すぐ近くには仲のいい高校生の友達がいます。
スマホでメッセージのやり取りもできるし、久しぶりに会う友達と話すこともできます。
それでもなお、この子の意識は「浮いちゃいそうな子居ないかな?大丈夫かな?」と周りの子どもたちの方向を向いており、なおかつ自分も楽しく遊んでいるというのは、正直相当すごいことなんですが・・・
これを「みんなしてるでしょ!」と言ってのけたことに、ブログ担当(私)は、頼もしさと安心と「成長したなぁ」というまるで親のような思いを感じていました。
と、いうことで、最後にとても温かい気分になって、新年最初のイベントが終了しました。
今年もぐんま少年少女センターは、様々なイベントを行っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ではでは